Ⅰ.事業全般
平成21年度は、「九州イノベーション創出促進協議会」構成機関の広域連携組織としての機能を高め、地域企業の技術開発力向上に一層貢献していくため、次に掲げる3点を柱とする事業を展開した。
1.研究開発資源データベースの充実とオープンリソース化の促進
2.協議会のネットワーク形成と企業の技術課題解決に資するワンストップサービスの推進
また、上記の3事業を効率的に推進するため、以下の取り組みを実施した。
4.調査事業の実施
Ⅱ.個別事業実績
1.研究開発資源データベースの充実とオープンリソース化の促進
(1)開放機器データベースの整備
①各県公設試分登録実績
| 福岡県 (1機関) |
佐賀県 (2機関) |
長崎県 (2機関) |
熊本県 (1機関) |
大分県 (1機関) |
宮崎県 (2機関) |
鹿児島県 (1機関) |
九州計 (10機関) |
|
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 20年度 | 31 | 155 | 155 | 164 | 172 | 183 | 93 | 953 |
| 21年度 | 143 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | △4 | 139 |
| 累 計 | 174 | 155 | 155 | 164 | 172 | 183 | 89 | 1092 |
②大学・高専等登録実績
| 機関数 | 機器数(件) | |
|---|---|---|
| 20年度 | 0 | 0 |
| 21年度 | 15 | 339 |
| 累 計 | 15 | 339 |
(2)分科会データベースの整備、ID・パスワードの登録
①各県公設試分登録実績
| 生産計測技術 分科会 |
カーエレクトロニクス 分科会 |
農工連携 分科会 |
合 計 | |||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 機器 | 研究者 | 計 | 機器 | 研究者 | 計 | 機器 | 研究者 | 計 | 機器 | 研究者 | 計 | |
| 20年度 | 11 | 0 | 11 | 22 | 19 | 41 | 25 | 15 | 40 | 58 | 34 | 92 |
| 21年度 | 101 | 54 | 155 | 15 | 59 | 74 | 56 | 108 | 164 | 172 | 221 | 393 |
| 累 計 | 112 | 54 | 166 | 37 | 78 | 115 | 81 | 123 | 204 | 230 | 255 | 485 |
②分科会ID・パスワードの登録実績
|
生産計測技術 分科会 |
カーエレクトロニクス 分科会 |
農工連携 分科会 |
その他 | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|
| 21年度 | 83 | 85 | 169 | 35 | 372 |
③研究機関、研究者訪問件数実績
|
生産計測技術 分科会 |
カーエレクトロニクス 分科会 |
農工連携 分科会 |
合計 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 機器 | 研究者 | 機器 | 研究者 | 機器 | 研究者 | 機器 | 研究者 | |
| 21年度 | 11 | 28 | 19 | 59 | 29 | 124 | 59 | 211 |
2.協議会のネットワーク形成と企業の技術課題解決に資するワンストップサービスの推進
(1)協議会のネットワーク形成と地域企業の技術相談に対する広域的なワンストップサービス の推進
○技術相談対応実績:216件(20年度 73件)
(2)分科会・研究会活動等を通じたネットワーク形成と企業の技術課題等への対応
①生産計測技術分科会
半導体や関連する新規デバイスにおける品質・生産性・歩留りの向上、安全・環境課題の解決を目的として研究会活動を実施した。
分科会 |
2回開催 |
|---|---|
研究会 |
・画像処理技術研究会:4回開催(11月、12月、1月、2月) |
備考 |
共同研究開発の提案:6件 |
②カーエレクトロニクス分科会
低炭素社会に貢献するHV車、EV車などの駆動装置や信号処理部の小型化、軽量化、高信頼性化あるいは組込みソフトの高信頼性・高品質化、運転の安全性の確保を目的に研究会活動を実施した。
分科会 |
1回開催 |
|---|---|
研究会 |
・車載半導体研究会:4回開催(9月、11月、1月、3月) |
備考 |
共同研究開発の提案:1件 |
③農工連携分科会
工業技術を農業分野の技術課題へ応用し、農・林・畜産業の生産性の向上、高付加価値化、省力化等による活性化と製造分野への展開を目的に研究会活動を実施した。
分科会 |
2回開催 |
|---|---|
研究会 |
・有害菌・機能の計測研究会:3回開催(7月②、1月) |
備考 |
共同研究開発の提案:2件 |
3.共通的な技術課題解決に資する試験・評価・分析手法の確立
(1)研究開発環境支援事業のテーマ等
| 分 野 | 共同研究テーマ | 20年度 | 21年度 |
|---|---|---|---|
| 半導体 関連分野 |
「高精度・高スループット2D-3Dインスペクション技術の開発」 | ○ | ○ |
| 「EMC測定・対策効率化支援技術の開発」 | - | ○ | |
| 食品・ バイオ分野 |
「食品・農産物の有害菌・機能の計測技術の開発」 | ○ | ○ |
(2)活動実績
① 「高精度・高スループット2D-3Dインスペクション技術の開発」
半導体組立工程における高精度で高速な外観検査技術の確立に向けた共同研究開発の実施を通じて、同工程の測定原理・測定手順のマニュアル化を行った。
参加機関 |
・産業技術総合研究所 九州センター |
|---|---|
検討会 |
3回開催 |
②「EMC測定・対策効率化支援技術の開発」
放射ノイズ高効率・簡易測定環境の構築、EMC測定ノウハウの共用、ノイズ発生源の可視化、ノイズ対策部品活用の最適化に共同研究開発の実施を通じて、マニュアル化を行った。
参加機関 |
・産業技術総合研究所 九州センター |
|---|---|
検討会 |
3回開催 |
③「食品・農産物の有害菌・機能の計測技術の開発」
食品有害菌の迅速な検査技術や農産物の糖度等の機能計測技術の確立に向けた共同研究開発の2年計画による実施を通じて、関係する検査・計測技術のマニュアル化を行った。
参加機関 |
・産業技術総合研究所 九州センター |
|---|---|
検討会 |
2回開催 |
4.調査事業の実施
半導体関連分野、自動車関連分野、食品・バイオ分野における共同研究等の促進を図るため、協議会構成機関から「広域連携事業調査」を募集し、事業推進調整会議の審査委員会及び幹事会で審査の結果、2テーマを採択、実施した。
①テーマの1「フレキシブルディスプレイ実現に向けた材料、印刷プロセス機器、プロセス開発に関する調査研究」
・委託機関:国立大学法人 九州大学
・調査委員会構成メンバーの所属機関
九州大学、九州先端科学技術研究所、企業3社
・調査期間:平成21年9月15日~平成22年1月29日
②テーマの2「過熱水蒸気を用いたリサイクルビジネスの新展開に関する調査」
・委託機関:株式会社 九州テクノリサーチ
・調査委員会構成メンバーの所属機関
九州テクノリサーチ、北九州市立大学、九州大学、九州共立大学、産業技術総合研究所、企業4社
・調査期間:平成21年8月25日~平成22年1月29日
5.普及啓発活動の実施
(1)主な普及啓発活動
① ホームページの充実
・開放機器データベースの拡充、ワンストップサービス体制に係る広報の充実
・KICC事業の各種最新情報の発信 等
② PR用リーフレットの配布
・KICC紹介用のリーフレットを刷新し、広くPR(5,000部作成)
③ 実務担当責任者へのKICC情報の提供
・KICCの最新情報を定期的に61構成機関の実務担当責任者に配信
④ 九州産業技術センター広報誌へのKICC活動の紹介
・KICC活動を九州産業技術センターの広報誌(年4回)に掲載
(2)各種セミナー等における主なPR活動実績
| 主な事業名(主催機関) | 開 催 日 (場 所) |
参加者数 | 開 催 概 要 |
|---|---|---|---|
鹿児島県工業倶楽部通常総会 |
H21.5.25 (鹿児島市) |
100名 | 「KICCの活動紹介」と題して講演し、KICCの紹介、協力・活用を要請した。 |
記念講演会 (KICC) |
H21.6.8 (福岡市) |
132名 | 企業、自治体、KICC構成機関等の関係者に対し、KICCの活動を紹介。 |
九州・沖縄地域産業技術連携推進会議企画調整会議 |
H21.6.9 (福岡市) |
26名 | 九州・沖縄各県の公設試の関係者に対し、KICCのDB・ワンストップサービス、普及啓発のPRと協力を要請。 |
「農工連携分科会」、「有害菌・機能の計測研究会」講演会 (KICC) |
H21.7.23 (福岡市) |
27名 | KICCにおける農工連携分科会、有害菌・機能の計測研究会活動の紹介。 |
第1回車載半導体研究会 (KICC) |
H21.7.23 (北九州市) |
17名 | KICC事業の紹介 |
マッチングプロデューサー連絡会 (KITEC) |
H21.9.4 (大牟田市) |
20名 | KICCワンストップサービスとマッチングプロデュース活動との連携を要請。 |
有明発産学官連携シンポジウム(KITEC) |
H21.9.4 (大牟田市) |
250名 | KICCが取り組んでいるDB、ワンストップサービス、分科会活動をPR。 |
九州・沖縄地域食品・流通・加工関係研究会 成果発表会 |
H1.120.8 (鹿児島市) |
50名 | KICCにおける農工連携分科会・研究会活動を紹介。 |
熊本県工業連合会 半導体活動グループ定例会 |
H21.10.9 (熊本市) |
25名 | KICC活動の概要を説明し、協力・活用を要請した。 |
第2回車載ソフトウェア研究会フォーマルメソッド部会 (KICC) |
H21.11.11 (北九州市) |
21名 | KICCの活動紹介。 |
組込みシステム産学官連携技術交流会in北九州 (KITEC) |
H21.11.12 (北九州市) |
36名 | KICCが取り組んでいるDB、ワンストップサービス、分科会活動をPR。 |
「高精度・高スループット2D-3Dインスペクション技術の開発」成果普及発表会 (KICC) |
H21.11.16 (鳥栖市) |
32名 | 支援事業で取り組んでいる4つの要素技術課題の成果発表と画像処理に係る特別講演を行うと共に、産総研九州センターの「半導体組立工程における新しい3D外観検査装置」の実演を行い、成果の普及に努めた。 |
産学官連携技術交流会in長崎 (KICC) |
H21.11.19 (長崎市) |
109名 | KICCが取り組んでいるDB、ワンストップサービス、分科会活動をPR。 |
KICC普及セミナーin鹿児島 |
H21.11.25 (鹿児島市) |
79名 | 1.KICC全体の取り組み2.研究開発環境支援事業の活動状況3.鹿児島大学の開放機器の紹介を通じてKICC活動をPR。 |
高精度・高スループット2D-3Dインスペクション技術の開発」成果普及発表会 (KICC) |
H21.12.8 (霧島市) |
37名 | 支援事業で取り組んでいる4つの要素技術課題の成果発表と画像処理に係る特別講演を行うと共に、鹿児島県工業技術センター及び産総研九州センターの「半導体組立工程における新しい3D外観検査装置」の実演を行い、成果の普及に努めた。 |
「機能性天然素材研究会(出会いの場)」講演会 (KICC) |
H21.12.9 (福岡市) |
33名 | KICCにおける農工連携分科会・機能性天然素材研究会活動の紹介。 |
「農工連携分科会」講演会 (KICC) |
H22.1.19 (宮崎市) |
34名 | KICCにおける農工連携分科会・研究会活動及び研究開発環境支援事業成果マニュアルの紹介。 |
機能性天然素材研究会(出会いの場)」講演会 (KICC) |
H22.2.1 (鳥栖市) |
39名 | KICCにおける農工連携分科会・機能性天然素材研究会活動の紹介。 |
「カーエレクトロニクス分科会」講演会 (KICC) |
H22.2.5 (長崎市) |
44名 | KICC及び車載ソフトウェア研究会の活動について紹介し、協力・活用を要請。 |
KICC関係者勉強会 |
H22.3.5 (福岡市) |
37名 | KICCの活動紹介。 |
6.組織の円滑な運営に向けた取り組み
(1)総会・講演会
・開催日:平成21年6月8日(月)
・場 所:福岡市(博多都ホテル)
・総 会:出席者 109名
・講演会:参加者 132名
「特別講演」㈱堀場製作所 最高顧問 堀場 雅夫氏
テーマ「クオリア時代」
(2)幹事会
・開催日:平成21年5月27日(水)
・場 所:(財)九州産業技術センター 会議室
・出席者:25名
(3)実務担当責任者会議
○第1回開催日:平成21年7月1日(水)
・場 所:福岡市(八重洲博多ビル)
・出席者:64名
・場 所:福岡市(博多都ホテル)
・会 議:出席者60名
・講演会:参加者79名
「特別講演」東北大学大学院 工学研究科 教授 堀切川 一男氏
テーマ「産学官連携による事業化成功のコツ -仙台堀切川モデル-」
(4)事業推進調整会議
(5)コーディネータ・サブコーディネータ・開放機器利用支援等専門家の配置
○コーディネータ等 計6名
・全体分野:統括コーディネータ(1名)、サブコーディネータ(1名)
・3 分 野:コーディネータ(計3名)、サブコーディネータ(1名)
(6)事務局G会議
○メンバー 計7名
・KICC 5名 ・KITEC 2名
[注]
・KICC:九州イノベーション創出促進協議会
・KITEC:(財)九州産業技術センター
・AIST:(独)産業技術総合研究所
・FAIS:(財)北九州産業学術振興機構

















